顎変形症による睡眠時無呼吸
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顎変形症による睡眠時無呼吸

閉塞性睡眠時無呼吸

当クリニックでは日本人の閉塞性睡眠時無呼吸の原因の1/3である顔面形態異常(下顎後退・上顎劣成長)による閉塞性睡眠時無呼吸に対してOA(オーラルアプライアンス)の作製はもちろん各専門医と連携して顔面形態の分析を行い形態異常の改善を行います。

閉塞性睡眠時無呼吸とは

閉塞性睡眠時無呼吸症候群がなぜ社会問題となるのか?

睡眠中に無呼吸が繰り返し起こると

無呼吸に対して脳が呼吸再開を指示する時に覚醒反応を起こすため、本人は何事もなく睡眠をとったと思っていますが十分な睡眠が取れていないため結局昼間に眠くなります。社会問題になる例として重要な会議で寝てしまう。赤信号で止まっている間でも寝てしまう。居眠りによる交通事故などがあります。SAS患者の交通事故は7倍、脳梗塞は4〜5倍、心筋梗塞は3〜4倍も高くなります。

OSAHSの患者が関係した重大な事故
1 スリーマイル島の原発事故
2 スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故
3 アラスカのタンカー座礁による油の流出事故
(日本ではH15年2月26日の新幹線事故、全日空の居眠り)

OSAHSに合併する代表的疾患
高血圧症
OSAHS患者の40〜70%が高血圧を合併しています。肥満がなくて もOSAHSだけでも高血圧を合併しています。高血圧症患者の約30%はOSAHSで 米国の高血圧学会の二次性高血圧の鑑別診断のトップにSAHSが加わりました。
糖尿病
糖尿病のある人ではOSAHSを良く認め、症状悪化に関与しています。
虚血性心疾患・脳梗塞
OSAHSの患者では熟睡できず、特にノンレム期の熟睡期に分泌される成長ホルモンが少なくなり、血管内皮の修復がなされず動脈硬化を進展・増悪させることがわかっています。
夜間頻尿
無呼吸の呼吸運動は胸郭内が陰圧になり静脈還流が増し右心房の利尿ホルモンを刺激し、夜間に通常抑制されている抗利尿ホルモンがOSAHSでは抑制されず夜間の尿量が増えます。子供の夜尿症の原因になっていることがあります。
肥満症と内臓脂肪
重症のOSAHS患者は痩せにくくなっています(成長ホルモンがでないため)。特に内臓脂肪の減量にはOSAHSの治療が有効です。OSAHSの肥満と低換気が合併したSAHS患者は突然死の可能性があります。

現在一般的に行われているOSAHSの治療
内科的
1.CPAPによる治療(鼻マスクを介して気道内に圧力をかけ、舌根や口蓋垂を持ち上げ、上気道を確保する)
2.薬物療法(呼吸刺激剤:テオフィリン、アセタゾラミド、プロゲストロンなど、しかし効果は証明されていません)

耳鼻科的
扁桃・アデノイド切除あるいは摘除術

歯科的
マウスピース(顎を前に出す)、当クリニックで対応

外科的
上下顎骨形態の改善、オトガイを前方に出す、当クリニックで対応

生活習慣の改善
1.減量による肥満の改善
2.飲酒や睡眠薬・安定剤の制限:アルコールや睡眠薬・安定剤は上気道を拡張する筋肉の筋力を弱め上気道の狭窄が強くなります
3.禁煙:咽頭や喉頭部の炎症を引き起こし気道が狭くなります
4.睡眠中の体位の工夫:横向きに寝るとイビキや無呼吸は減ります。仰向けは重力がかかり、舌根や口蓋垂が上気道を閉塞します

顎変形症と睡眠呼吸障害(低酸素血症)
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の重症度に大きく影響してくる因子として肥満度、顎変形、鼻咽腔疾患があります。
アメリカでは肥満によるものがほとんどを占めますが日本では肥満を原因とするものが2/3、鼻咽腔疾患または顎変形(下顎後退、小顎症)によるものが1/3程度と言われています。
55才でAHI>20の方は治療を放置すると8〜9年後には1/3の方が死亡していると報告されています。(He et al.,1988)