2026/01/29

「歯科矯正をするなら目立ちにくいマウスピース型を選びたい」
「費用はどれくらいかかる?」
そんな疑問にお答えするため、本記事ではマウスピース矯正の費用について解説します。保険適用や支払い方法についてもまとめているので、歯科矯正を検討中の方はぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正の料金体系は、治療に必要な費用をすべて含めて提示する総額制(トータルフィー)であることが多いです。歯科医院の中には、通院のたびに3,000〜5,000円の調整料が発生することもあります。
マウスピース矯正の費用は以下の要素で変動します。
部分矯正と全体矯正に分けて費用相場を見ていきましょう。
前歯のねじれやすきっ歯、軽度のガタつきなど、歯列の一部だけを整える部分矯正の費用相場は20万〜60万円程度です。
部分矯正は全体を動かす必要がないため、マウスピースは少ない枚数で済むことが多いです。治療期間も全体矯正と比べて短い傾向にあります。
ただし、患者様には部分的な症状に見えても、実際には噛み合わせ全体の調整が必要となるケースもあります。初回カウンセリングでご要望はお聞きしますが、部分矯正が適切かどうかは検査結果をもとに歯科医と相談しながら決定します。
前歯から奥歯、上下すべての歯列を整える全体矯正は60万〜120万円と費用に大きな差があります。その理由は、歯の移動量が多いほど複数のマウスピースを段階的に使い分ける必要があるからです。
▼費用が高くなるケース
治療の難易度が高い複雑な症例では100万円以上かかるケースもあります。治療期間は1年半〜3年程度と長期にわたるため、通院ごとにかかる費用も含めてトータルコストを把握しておくことが大切です。

マウスピース矯正では、単に装置代だけでなく、診断からメンテナンスまで複数の費用が発生します。ここでは主な内訳とそれぞれの相場を解説します。
歯科矯正を希望する患者様に対して、歯科医院ではまずカウンセリングと検査を行います。
顎関節や歯列、頭部のレントゲン写真、歯と顔の写真、歯の模型など、治療計画を立てるのに必要な情報を収集します。
検査や分析、診断にかかる費用は1万〜3万円が相場です。歯科医院によってはここにカウンセリング料がかかります。
歯科矯正は虫歯があるとその治療を優先しなければならないので、虫歯治療を行う場合はその分の費用も発生します。
マウスピースは一人ひとりの歯並びに合わせてオーダーメイドで製作し、少しずつ形が異なるものを順に交換しながら歯を動かしていきます。
軽度であればマウスピースも少なく済むことが多く、費用は10万〜30万円程度が相場です。反対に、治療の難易度が高く、全体矯正が必要なケースではマウスピースだけで60万〜100万円ほどかかることがあります。
計画よりも歯の動きが遅い場合は、再スキャンやマウスピースの追加が行われます。また、治療中は経過観察のため1〜3ヶ月に一度の通院が必要です。
歯科矯正では、完了後に歯が元の位置に戻らないようにする保定期間を設けます。この間にリテーナーという保定装置を装着し、歯並びを安定させます。
リテーナーは取り外し式と固定式があり、費用は1万〜5万円が相場です。保定期間は数ヶ月〜1年ほどが目安ですが、歯の移動量が大きいと2〜3年ほど保定を続ける患者様もいます。
保定期間中も歯の状態を確認するために定期的な通院が必要となり、通院ごとに診察料として3,000〜5,000円ほどかかることがあります。

原則として、マウスピース矯正は保険適用外(自費診療)です。治療費は歯科医院ごとに設定され、費用は全額患者様の自己負担となります。
ただし、厚生労働省が定める疾患・条件に該当する場合は保険の対象となることがあります。
▼代表的な保険適用例
口唇口蓋裂は、唇や上あごの一部が生まれつき裂けている先天性の疾患です。あごの発育に影響を及ぼすことから、年齢に合わせて段階的な外科手術と歯科矯正を行います。
顎変形症や萌出不全も、外科手術を伴う症例では歯科矯正が保険適用になります。
ただし、上記の症例でも保険が適用となるのは厚生労働省が指定する医療機関で治療することが条件です。(指定施設は各地域の厚生局サイトで確認できます)
※1…上あごと下あごの形や大きさの異常、咬み合わせの異常、顔の変形などが見られる症状
※2…永久歯が生えてこないこと
参考:公益社団法人 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは」
一般社団法人 日本形成外科学会「顎変形症(咬合不全・不正咬合・反対咬合・上顎前突・下顎前突)」

マウスピース矯正は数十万円単位の費用がかかるため、分割払いを希望する方は歯科医院の支払い方法も確認しましょう。
ここでは歯科矯正の支払いで代表的な方法を3つご紹介します。
現金、またはクレジットカードの一括払いであれば金利や手数料がかかりません。クレジットカードでの分割払いを希望する場合は、事前に利用上限額や分割手数料を確認しておくと安心です。
一部の歯科医院では医院独自の分割制度を設けています。この方法はローンの審査がなく、金利や手数料もかからない点がメリットです。
独自分割はすべての医院で利用できるわけではありません。また、分割ルールも医院によって異なります。
利用する場合は、途中解約時の返金対応なども確認しておくと安心です。
当院でもローン・カード会社を通さない分割払いをお受けしておりますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
マウスピース矯正やインプラントなど、高額になりがちな歯科治療費はデンタルローンを利用して支払うことも可能です。デンタルローンは信販会社が提供するもので、カードローンよりも金利が低めに設定(3〜7%)されていることが多いです。
利用には審査があり、20歳以上で安定した収入がある方が対象となります。未成年の方は保護者名義での契約が必要です。
デンタルローンは費用を数年単位で分割でき、初期費用を抑えたい方に適しています。一方で、金利が発生する分トータルの支払額は増えるため、長期的な返済計画を立てることが大切です。
デンタルローンの支払いシミュレーション例①
デンタルローンの支払いシミュレーション例②

マウスピース矯正の費用について、患者様から多く寄せられるご質問にお答えします。
歯科医院が独自に行うモニター制度に参加できる場合、通常より安く治療を受けられることがあります。モニターは症例写真の提供や経過報告が条件となることが多いようです。
美容目的ではなく、機能改善を目的とした治療であれば医療費控除を利用できる可能性もあります。
前歯のでこぼこなど、治療範囲が限定的な部分矯正の場合は20万〜60万円程度が目安です。歯の移動量が少ない軽度の症例では、全体矯正に比べて治療期間も短く済む傾向があります。
マウスピース矯正の費用は矯正範囲や治療の難易度に左右されます。小中学生だから安い、大人は高いといったことはありません。
ただし、大人になってから始めるよりも小児のうちからケアする方が総額を抑えられる可能性があります。
代表的なのはマウスピースの紛失・破損時の再製作や、治療計画の大幅な修正が必要になった場合です。歯科矯正を進めるにあたって必要な処置(虫歯治療など)を行う場合も、別途費用がかかります。

マウスピース矯正の費用は、部分矯正が20万〜60万円、全体矯正であれば60万〜120万円が相場です。歯並びの状態や治療範囲、治療期間によって大きく異なります。
原則自費診療ではありますが、一部の症例では保険診療になる場合があります。医療費控除を活用すれば、実質的な負担を減らすことも可能です。
歯科矯正は時間とお金がかかるため、見積もりでは総額と内訳、支払い方法をしっかり確認することが大切です。無理のない治療計画で、理想の歯並びを目指していきましょう。
山之内矯正歯科クリニックではインビザラインを用いた歯科矯正を行っております。費用は検査料・診断料・装置料・後戻り防止の保定装置料を含む総額制で、クレジットカードや分割払いに対応しております。
「マウスピース矯正に興味がある」「無理なく支払える方法で始めたい」という方は、お気軽に当院までご相談ください。
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