院長あいさつ-神戸・三宮の矯正歯科|山之内矯正歯科クリニック

神戸市中央区三宮駅近くの矯正専門歯科医院です。

078-230-8800

【診療時間】9:30~13:00/15:00~19:00
【休診日】木曜、日曜、祝日

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院長あいさつ

院長あいさつ

こんにちは。山之内矯正歯科クリニック院長、山之内 哲治です。

大学を卒業し、矯正歯科学講座に入局して38年程が過ぎましたが、入局当時の矯正歯科の臨床と比べると現在の臨床は格段に進歩しました。特にこの20数年前に登場したアンカースクリュー、外科矯正の進歩により、理論的には治らない症例は少なくなってきたように思います。

装置も当初より快適でコントロールしやすくなってきています。

精度の面では、デジタルの技術を取り入れたインコグニートやマウスピースの登場により「噛み合わせの職人芸」から「臨床本来の診断が中心」に、矯正治療を激変させるきっかけになりました。マウスピース型の矯正もかなり進化してきています。自動車で例えると、チョークの調整が必要だったマニュアルの時代から現在のオートマチックへ、黒電話からスマートフォンになったような革命が起きており、現在進行形です。そのため矯正臨床の基礎的な知識は重要になってきています。

昔は「スーパースマイル」と見た目を強調し重視されていましたが、当クリニックは機能も重視し、15年程前より呼吸機能の改善、特に閉塞性睡眠時無呼吸の予防・治療を行っています。最近は治療期間の短縮を可能にするコルチシオンなどがコルチコトミーの進化型として臨床、基礎研究・実用化しています。その原理を応用したサージェリーアーリー手術を行っています。症例によりますが、外科矯正で装置をつけている期間を1年程度ないし以内で行うことが可能です。

良いと考えられる技術は慎重かつ早く取り入れ、そのときの最前の治療を提供できるよう、日々情報収集や終了データの分析をしています。

こうした経験から、噛み合わせの問題は骨格から見直す必要があるのか、それとも歯列矯正で対応できるのか、慎重に見極めて治療に当たらなければ本当に患者様のお悩みを解決することにならないと確信するに至りました。

特に女性の患者様は、受け口などは審美的な問題として捉えてとても関心が高く、手術をしてでも直したいと考える方は少なくありません。特に顔貌全体を気にされる方は形成外科がおすすめです。

矯正と睡眠時無呼吸

小さい顎を大きくした患者様から「呼吸しやすくなった」「冷え性が改善した」「疲れにくくなった」という方が多くいらっしゃいます。当時は知られていなかった閉塞性睡眠時無呼吸が改善したり、予防になっていたのです。

閉塞性睡眠時無呼吸は、脳に十分な酸素が供給されない状態に陥ります。これは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病と深く関わります。お子様では、身体の成長、学習、落ち着きに強く関連し、最近の研究結果で発達障害に関係しているとの報告があります。

女性が20代でいびきをかくのは下顎がかなり小さい方が多いです。また下顎が小さくて後退している場合は脳に十分な酸素が供給されない状態になっています。

呼吸機能が良くなると、生活習慣病のリスクが下がり、睡眠の質が上がり、自律神経のバランスが整い、さまざまな不定愁訴の改善につながることが明らかになっています。

矯正歯科医では非常に少ないですが、医科の学会に分類される日本睡眠学会の認定歯科医師です。

様々な新しい矯正を取り入れる

技術や知識の研鑽に取り組んでいます。臨床30年の中で今、矯正治療技術が非常に大きく変わろうとしています。ITの技術が費用面・技術面から日常臨床に取り入れる環境が揃ってきたため、職人芸の要素が強いと思われていた歯科治療が、これまでの職人芸の部分に精度が高く誰が行っても同質のものの提供が可能になろうとしています。

従って、これからは診断が非常に重要視されるでしょう。本当は診断が重要であるのは当然ですが、患者様からは仕上がりの見栄えや美しさを評価するにとどまっていましたが、これからは変わってくるでしょう。矯正歯科医では、非常に数少ない日本睡眠学会認定歯科医です。

日本の矯正治療は、お花の伝統芸能のように中心となる先生を頂点に数多くの流派があり、エビデンスに基づいていないことも多く、問題視されています。流派に囚われない研究結果を加味した治療をしたいと思っています。

機能と美しさを保つサポート

せっかく矯正して美しい歯並びになっても、その後のケアが十分でないと虫歯や歯周病になってしまいます。当クリニックでは、毎回患者様にブラッシング指導を行い、歯を良い状態に保っていただくようにしています。

歯の健康と美しさは、全身の健康や心の状態に大きく影響します。当クリニックに来院される患者様の多くは、健康への意識がとても高く、歯のこと、全身の健康のことをよく勉強されています。私もそういう患者様のご要望に応えられるように、日々新しい技術や知識の研鑽に取り組んでいます。

患者様に毎日笑顔で自信をもって過ごしていただくために、また生涯にわたって健康で美しい歯が保てるように、当クリニックがサポートしています。矯正が終了しても定期的に経過を診せていただけるような、患者様との良い関係を大切にしたいと思っています。

プロフィール

山之内矯正歯科クリニック 院長 山之内 哲治

【経歴】

1984年
岡山大学歯学部附属病院研究生
岡山大学歯学部医員
1986年
光輝病院勤務
岡山大学歯学部附属病院助手
1987年
米国ロヨラ大学Dr.Aobaのもとへ
1998年
岡山大学歯学部退職
2000年
山之内矯正歯科クリニック開院
2004年
日本矯正歯科学会優秀発表賞受賞
2011年
日本臨床矯正歯科医会アンコール賞受賞