【小児矯正】歯科医院の選び方ガイド!保護者様に知ってほしい4つのポイント

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【小児矯正】歯科医院の選び方ガイド!保護者様に知ってほしい4つのポイント

【小児矯正】歯科医院の選び方ガイド!保護者様に知ってほしい4つのポイント

お子様の歯科矯正を行ううえで、歯科医院選びは重要なポイントです。どの歯科医院ではじめるかによって治療の選択肢や仕上がり、お子様のモチベーションに大きな影響が出るからです。

小児矯正は長期間にわたり、費用も高額です。通院先はお子様と保護者様が安心して通える場所である必要があります。

小児矯正を検討中の保護者様のため、本記事では失敗しない歯科医院選びのポイントを解説します。

小児矯正における歯科医院選びの重要性

小児矯正における歯科医院選びの重要性

歯科矯正には、単に見た目を整えるだけでなく、歯並びや噛み合わせの改善によって体全体の健康を保つ効果があります。

虫歯や歯周病のリスクが軽減したり、咀嚼(そしゃく)・発音が改善したり、よく噛めるようになれば消化機能の向上にもつながります。噛み合わせの悪さからくる口呼吸や姿勢の悪さ、筋肉の緊張なども歯科矯正で改善できる症状のひとつです。

小児の場合は体が成長段階にあり、発育を利用した矯正ができます。あごを正しい方向へ導き、骨格のズレを補正することは成人矯正ではできないアプローチです。

長い治療過程で抜歯をせずに済んだり、治療の難易度が下がったり、時には短期間で治療が終わるなどさまざまなメリットが期待できます。

では、これらのメリットは誰がやっても同じように得られるかといわれれば答えは「NO」です。実は、歯科矯正には国家資格としての専科制度がなく、歯科医師免許があれば歯科矯正を行うことができます。

保護者様の気持ちとしては、お子様の将来的な健康に影響することは知識と経験が豊富な歯科医に任せたいと思うはずです。大切な永久歯を治療するわけですから、保護者様には親子で安心して通える歯科医院を選んでほしいと思います。

小児矯正の歯科医院を探そう!選び方のポイント

小児矯正の歯科医院を探そう!選び方のポイント

小児矯正を検討するうえで、保護者様が時間をかけているのが歯科医院探しです。「近いから」「いつも通っているから」という理由もいいですが、最終的な仕上がりに満足できるよう、以下のポイントをチェックしましょう。

  1. 1.症例数と実績
  2. 2.子どもと保護者への配慮
  3. 3.自宅からの距離
  4. 4.矯正の選択肢

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

1.症例数と実績

歯科医院選びの際にまずチェックしたいのが、小児矯正の症例数と歯科医の実績です。経験豊富な歯科医師は、成長期特有のあごの発育や骨格の変化を見極める力に優れています

治療前後の写真や矯正データを提示できる歯科医院であれば、信頼性を客観的に判断できます。ホームページで症例を公開している歯科医院もあるので、気になる歯科医院があればぜひチェックしてみてください。

もう一つ、歯科医の実績を知るうえで判断材料となるのが、日本矯正歯科学会の認定医・専門医の在籍有無です。いずれも国家資格ではありませんが、専門知識と臨床経験が公式に認められた歯科医師という位置づけです。

認定医適切な知識と技術、経験があり、日本矯正歯科学会の指定研修施設で5年以上の研修と診療を終えた者。資格審査では症例審査に合格することも条件。
専門医診断や治療、術後管理の技術と経験を持ち、かつ他診療領域の医師らとの連携を図り、標準的な矯正歯科が行える者。認定医の資格があり、診療や学術活動の実績を持つことも条件。筆記試験と症例審査に合格することで認定される。

難症例への対応や、口腔外科・耳鼻科との連携ができる体制が整っていると、保護者様の安心につながります。

参考:公益社団法人 日本矯正歯科学会「認定医・専門医・指導医・臨床医について」

2.子どもと保護者への配慮

小児矯正は長期戦であり、お子様本人と保護者様の協力なくしては行えない治療です。時に痛みや違和感が生じたり、周囲の視線が気になったりすることがあるかもしれません。

治療中の困りごとや悩みに対して寄り添ってくれる歯科医院であれば、長期の治療も頑張ろうと思えるものです。お子様が嫌がる気持ちを無視せず、どうすれば続けられるか考えてくれる歯科医院は心強い存在となります。

通院=苦痛なものと感じない工夫をしている歯科医院であれば、お子様も達成感を味わえます。保護者様に対しても画像や模型などを使った説明をしてくれる歯科医院だと安心して通えるはずです。

3.自宅からの距離

小児矯正は1〜3ヶ月に一度の通院が必要なため、歯科医院が継続して通える場所にあることも重要なポイントです。

自宅や学校から無理なく通えることと、駅からのアクセスや駐車場の有無もチェックしましょう。

また、塾や部活動との両立を考えた時に、土日診療や夕方以降の診療体制が整っていることで通いやすさが増します。小児矯正は数年単位で続く治療だからこそ、通院が苦にならない距離にある歯科医院を選びたいものです。

4.矯正の選択肢

小児矯正はさまざまな方法があり、お子様の年齢や歯の状態に合わせて最適な方法を選択します。

近年は痛みが少なく目立ちにくいインビザライン(マウスピース型矯正)の需要が高いです。インビザラインは確かに優れた矯正装置ですが、すべての症例に合うわけではありません。

重度の症例ではその他の矯正器具が適していることもあるので、選択肢が複数あることは患者様の満足度にも貢献します

歯科医院探しでは、矯正装置ごとのメリットやデメリット、代替案を丁寧に説明してくれるかどうかも確認したいポイントです。

小児矯正のカウンセリングで確認すべきこと

小児矯正のカウンセリングで確認すべきこと

歯科医院選びで後悔しないためには、初回カウンセリングで次の3つのポイントを確認しましょう。

  1. 1.検査結果
  2. 2.治療計画
  3. 3.支払い方法

確認すべき内容を詳しく解説します。

1.検査結果

小児矯正を開始するにあたって、歯科医院ではまず口腔内の検査を行います。顎関節や歯列、頭部のレントゲン写真、歯と顔の写真、歯の模型など治療計画を立てるのに必要な情報を揃えます。

歯科医師はこれらの情報をもとにお子様の歯や噛み合わせの状態を説明するので、治療の必要性や方向性を確認してください。数値やイラストで示してくれる歯科医院だととても親切です。

2.治療計画

小児矯正では、いま行うべき治療・経過を見守るべき症状・将来に備える治療を多角的に考えます。使用する装置や治療期間、通院頻度など、治療計画の見通しはしっかり確認しておくと安心です。

小児矯正のメリットだけでなく、デメリットも隠さず説明してくれる歯科医院は信頼できます。説明が一方的でなく、お子様や保護者様の意向を汲み取った提案があれば安心です。

3.支払い方法

小児矯正は原則として保険適用外(自費診療)です。費用は高額になりやすく、経済的な負担は決して小さくありません。

保護者様が納得して治療をはじめられるよう、費用に対しても丁寧な説明を求めましょう。

一般的に、小児矯正の費用には検査費や装置費、調整費、後戻りを防ぐためのリテーナー(保定装置)などが含まれます。マウスピース矯正の場合は、紛失・故障した場合に再製作費が必要となり、その費用も確認しなければなりません。

支払い方法については、現金やクレジットカードのほか、デンタルローンを利用できることが多いです。歯科医院の中には独自の分割払いを用意しているところもあります。

小児矯正は途中でやめると理想の歯並びになれなかったり、永久歯が乱れて生えたりすることがあります。いつか再開しようとしても、時間が経てば経つほど一からやり直しになってしまうケースも少なくありません。

無理のない範囲で支払えるよう、費用の内訳と支払い方法を事前にしっかり確認しておくことが大切です。

当院ではローン・カード会社を通さない院内分割払いをお受けしております。詳しくはお気軽にお問い合わせください。

関連記事:小児矯正は医療費控除の対象になる?条件や申請手順を歯科医が解説

迷った時はセカンドオピニオンも検討する

迷った時はセカンドオピニオンも検討する

小児矯正を検討している保護者様の中には、ご自身で色々調べて情報収集をされる方もいるかと思います。

その過程で、歯科医院によって治療内容や費用に差があることを知り「この方法でいいのか」「もう少し負担を減らせないのか」といった不安も出てきます。

そんな時は、別の歯科医師に意見を聞くセカンドオピニオンを検討しましょう。複数の歯科医院で話を聞くと「ここなら安心できる」「この先生にお願いしたい」といった前向きな発見があります。

また、セカンドオピニオンは治療内容や費用の妥当性を判断できることも大きなメリットです。歯科医院選びで迷った時は、お子様のためにより良い選択ができるよう複数の意見を聞いてみることをおすすめします。

小児矯正にはどんな方法がある?

小児矯正にはどんな方法がある?

小児矯正にはさまざまな選択肢があり、一人ひとりのお子様に合う方法で治療を進めていきます。

治療法特徴固定or取り外しメリットデメリット
拡大床成長を利用して少しずつあごを拡大する。取り外し式掃除がしやすい装着初期の違和感
急速拡大法上あごの正中口蓋縫合に固定式の装置を装着し、骨を拡大する。固定式治療期間が短い痛みや違和感が出やすい
緩徐拡大法弱い力でゆっくり時間をかけてあごを拡大する。固定式/取り外し式を選択可後戻りしにくい治療期間が長くなりやすい
バイオネーター下あごの成長を促す。取り外し式日中は外してもよい(装着は夜間が中心)装着しなければ効果がない
プレオルソ口周りの筋力向上や舌癖の改善に効果的。取り外し式痛みや違和感がほとんどない装着しなければ効果がない
リンガルアーチ歯の裏側に金属製のワイヤーを装着して歯を動かす。固定式見た目に影響しない奥歯が虫歯になりやすい
ヘッドギア上あごの成長を抑え、臼歯を後方へ移動させることで出っ歯を改善する。取り外し式日中は外してもよい(装着は夜間が中心)装着しなければ効果がない
フェイシャルマスク額とあごに装置を装着し、上あごの骨格成長を促す。取り外し式日中は外してもよい(装着は夜間が中心)装着しなければ効果がない
インビザライン・ファースト3Dシミュレーションをもとに作成したマウスピースで歯並びや噛み合わせを改善する。取り外し式ほとんど目立たず行動制限も少ない適応症例が限られる

歯科医は検査結果をもとに治療法を提案しますが、小児矯正は自費診療であるため、最終的には保護者様の希望が尊重されます。

複数の矯正装置の取り扱いがあれば患者様の選択肢も広がります。お子様と保護者様が安心して治療をはじめられるよう、気になることは納得いくまで歯科医に相談してください。

まとめ

まとめ

小児矯正は、お子様の歯と体の健康を支えるための大切な治療です。歯並びや噛み合わせを整えるには信頼できる歯科医師のもと、適切な治療を継続することが何より重要です。

歯科医院選びで迷った時は、まず症例数や実績を確認しましょう。治療の選択肢が豊富で、楽しく通える工夫があれば尚良しです。

当院では、お子様にとって負担の少ない矯正をご提案しております。「実績のある歯科医院に通いたい」「痛みの少ない方法を選びたい」という方はお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

山之内矯正歯科クリニック 院長山之内 哲治
山之内 哲治

矯正歯科臨床38年以上の経験を持ち、外科矯正と呼吸機能改善を専門としています。口腔外科・形成外科・呼吸器内科など多領域の先生方と連携し、咬み合わせの問題を骨格から見直す必要があるのか、歯列矯正で対応できるのかを慎重に見極めた治療を行っています。

経歴

  • 1984年:岡山大学歯学部附属病院 研究生・医員
  • 1986年:光輝病院勤務、岡山大学歯学部附属病院 助手
  • 1987年:米国ロヨラ大学 Dr.Aobaのもとへ留学
  • 1998年:岡山大学歯学部 退職
  • 2000年:山之内矯正歯科クリニック 開院
  • 2004年:日本矯正歯科学会 優秀発表賞受賞
  • 2011年:日本臨床矯正歯科医会 アンコール賞受賞