外科矯正
重度の患者様もご相談ください

顎変形症は、顎の骨の形・大きさ・位置のバランスが大きく崩れており、正しい噛み合わせができず、顔がしゃくれたり歪んだり、審美的にバランスがずれ、呼吸に問題が生じ、話しづらさが起きます。特に呼吸機能の障害は、心疾患や脳疾患の原因になるため、正しい治療が不可欠です。
顎変性症は、歯科矯正だけで治せるものではありません。歯科、口腔外科、形成外科などがチームを組んで手術と矯正治療を併用して、機能的・審美的に理想的な顎の形を整えることができます。これによって、患者様が健康な毎日を送れるようになることが重要です。
外科矯正という言葉に耳慣れない方が多いかもしれませんが、この分野は20数年で目覚ましい発展を遂げており、これからさらに発展すると思われます。機能とバランスの取れたお顔のために、口腔外科、形成外科、呼吸器内科、循環器、脳神経外科、耳鼻科、理学療法など幅広い領域の先生方と連携しつつ、臨床研究を続けて成果を学会等で発表しています。患者様の症状に応じて、適切な施設をご紹介します。
当クリニックが連携している医療機関
- 宮本形成外科
- 前田呼吸器科クリニック
- 岩野耳鼻咽喉科
- 山口クリニック
- 慶應大学病院形成外科
- 元香川県立中央病院口腔外科主任部長 三次正春先生
三次先生から、世界のリアルタイムな外科矯正の臨床状況をご提供いただいています。2004年に、三次先生ならびに呼吸器内科の前田 均先生のご協力により、日本矯正歯科学会大会で優秀発表賞を受賞しました。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用
- 治療開始当初は矯正装置による不快感、痛み等を生じることが多いですが数日から1~2週間で慣れる方が多いです。
- 歯の動き方には個人差があるため、想定した治療期間より長くなることもあります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正歯科治療には患者様の努力・協力が必要不可欠です。それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置の装着により歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと見えなかったむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことで歯根が吸収して短くなることがあります。また、成人の方の場合、歯の移動により歯ぐきが引っ張られ下がったようになることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着し、歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受け、神経が死ぬことがあります。
- 治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯を削ることで歯の形を修正したり、噛み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。ほとんどの場合、問題ありません。
- 装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置を外した後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置を外した後、治療により変化した噛み合わせに合わせて被せ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずの萌出などの影響で凸凹が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると噛み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる場合があります。
- 前歯を後退させた治療後に、ほうれい線が深くなったり、口唇周囲の皺が目立つようになる可能性があります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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